オーベルジュ・メソン『ハナレ』 − Auberge Meson HANARE 

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コンセプト

オーベルジュとは宿泊施設を備えたレストランのこと。メソンのグランド・コンセプトは「篭る」ということ。

今回のプロジェクトは、事務室・宿直室であった部屋を、宿泊定員は5名・布団敷きの客室に改修することでした。ただし、改修部分からは、周囲を取り囲む雑木林がまったく見えないという、決定的な弱点がありました。

これを逆転の発想で「特徴」に変えるために出てきたのが『茶室』という言葉です。
茶室の掛け軸、活け花、下地窓など、「切り取られた風景」は、脚を運んで下さるお客に日常を忘れさせるための、非日常の時空への入口なのだと思います。
その舞台装置として、周囲から切り取られた庭、外部のように感じられる玄関、オーナーが自由に設える事ができる床の間などを設えました。
最も贅沢な過ごし方は、大切な人と、大切な時間を共有することです。 部屋の真ん中の3.6mの大きなテーブルで、腰を落ち着かせて、じっくりと「対話」をすること。
向い合ったり。並んで庭を眺めたり。

すべては、より良き日常のために。

建物概要

主要用途 :旅館客室
所在地: :滋賀県大津市北比良1039-45
客室面積 :49.9uu
構造・規模 :木造在来工法/2F建ての一部をリノベーション
施工 :(株)上原工務店
設計期間 :2012.01〜2013.01
施工期間 :2013.01〜2013.02
写真撮影 :福澤昭嘉

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