| W0012 坊屋敷町の家 House in Boyashiki-Cho |
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| DATA |
| 敷地は、近鉄奈良駅から徒歩数分の位置であるにもかかわらず、喧騒から切り離され古い家並が残る地区、表通りから枝分かれした袋小路の突き当りの狭小地である。大学教授のご主人と奥様が、当面はセカンドハウスとして住まわれ、徐々に生活の比重をこちらに移す予定である。 構造の堅牢さ、メンテナンスのしやすさ、自然素材の多用など、たくさんのご希望を伺った。なかでも全体構成の決め手となったのが、空調が少なくても済むよう通風に留意することと、将来身体が不自由になって車椅子に乗っても生活できるよう1階に生活機能のすべてを集めること、というご希望であった。 これに応えるため、空間につながりを持たせることを提案した。食堂、居間、和室の各室をつなげて長いワンルーム空間にしたり、リビングの開口部を最大限大きくして屋外にあるウッドデッキとつなげたりした。 これらは、“視線の抜け”をも生み、狭いながらも広がりある空間を実現できた。 外壁はメンテナンスの楽な黒いガルバリウム鋼板サイディングとした。見方によっては、焼杉板壁や町屋特有の面格子に見えなくもない。 構造材は、土台のみ米ヒバで残りは間柱等を含めすべてヒノキ材とした。 |
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