CONCEPT
設計することは『対話』すること
設計とは、家づくりをするときの『対話』だと考えています。
家づくりは、まずクライアントからご意見や要望をヒアリングすることから始まります。
クライアントのさまざまな要望の中から「本質」をつかむのが重要だと思っています。
要望を咀嚼して、「プレゼンテーション(提案)」するのが私たちの仕事なんですが、つねに心がけているのは「可能な限り分かりやすく」するということです。言葉だけでは説明できないことを、図面はもちろんのこと、「パース(完成予想図)」や立体的な「模型」を使って『対話』します。
詳細設計や現場の段階でも、現場でスケッチを描いたり、原寸図を描いたりしながら、『対話』を続けます。 きめ細かな『対話』を繰り返すことで、ようやくクライアントの「こだわり」や「思い」が実現できると考えています。
ふたり掛かり
設計事務所では一般的に、プロジェクトごとに一人の担当者を決めることが多いのですが、私たちは、一つのプロジェクトに対してふたり掛かりで取り組むことが多いです。
手間はかかりますし、揉めたりもしますが、建築は人によって感じ方が様々ですので、建築家一人で判断するよりは2人で意見を出し合って『対話』するほうが、良い結果が生まれると考えているからです。
「これしかない」と思っていても、見方を変えると他にもよい方法が見つかったりします。
とくに住宅の場合は、多面的に見るほうがうまくいくと思っています。 クライアントのご夫婦で意見が合わずにケンカのようにになったりすることも多々ありますが、あらかじめ私たちが「ケンカ」しているので早く折り合いを付けられると思っています。