芦屋の家 減額調整の日
先々週末に届いた工事見積書。
理想を詰め込んだ設計図は、やはりご予算を超えていて……
そこから私たちは、何十項目にもわたる減額案(VE案)を作成しました。
そして本日は、クライアントご夫妻と一つひとつを主者択一していく大切な日。
これまで幾度となく足を運んだショールーム。
1回の打合せが5〜6時間にも及ぶ中で積み上げてきた設計成果。
それをいったん見直すという作業は、簡単なものではありません。
けれど、ご夫妻がご予算を上げてくださったこと、そして我々の減額案に真摯に向き合ってくださったことで、なんとか目標金額に近づけるメドが立ちました。
VE(減額調整)は「痛み」ではなく「磨き」かけ
設計の過程で減額調整は避けて通れない道。
けれど、そのプロセスを経た家は、本当に必要なものだけが残り、より研ぎ澄まされた空間になるのです。
我々にとっても、毎回が学びの時間。
また、クライアントとともに悩み、決断するその時間が、家の“深み”になりますっ!
(さ)
2025-08-31 | Posted in BLOG