関西の三奇人ふたたび
安藤忠雄×毛綱モン太(遺影)×渡辺豊和
同タイトルの講演会が、一心寺であるらしい。
何をかくそう渡辺氏は、私の大学時代の先生である。
先生と言っても、ほとんど学校で見かけない。
課題を出される時と、講評会のときくらいだろうか・・・。
かなり風変わりな先生だった。
課題も凄まじい。
いきなり教室に入ってこられて、
[砂上の楼閣を設計せよ]
と、B5用紙に一文かかれたものを
掲示板に画鋲ではっつけて、又直ぐに出ていかれる。
私たち一同、頭の中が「?」の文字でいっぱいになる。
研修旅行では、
18、19歳の右も左も分からない生徒の前で、
5,6人の先生をつかまえて、平気で詰る。
「お前ら(私達生徒に向かって)、今前に立っとる人間等を建築家と思うな。」
と。
他の先生にしたらたまったもんじゃない。
そんな渡辺氏を、私たちは
「わったん」
と、呼んでいた。
オバカな芸大生だから出来る技か・・・。
たった2年で卒業して、社会に出てしまう私たちに、
何を教えるべきなのか。
今思うと頭を擡げられたことだろう。
また、毛綱モン太(故)氏は、
昔勤めていた設計事務所長の、大学時代の先輩であったらしい。
よく課題を手伝わされたと話されていた。
そして、安藤忠雄氏。
世界のTADAO ANDO。
行かなくちゃ。(さ)
2006-08-22 | Posted in OLD BLOG