SANAA
週の初めは楽しみにしていた「SANAA」講演会から。
テーマは、「環境と建築」であった。
世界の妹島氏と西沢氏ということで、500人規模のホールがほぼ満員御礼であった。
我々は18時前に会場入りを果たし、かなり前の席に陣取る。
内容は近作のスライドを見ながら両氏の絶妙なバトンタッチマイクによる講演であった。
あまりにも有名な金沢21世紀美術館までは、平面的なプログラムの組立に重点を置き、
そこから環境、街づくりへと発展することを意図してこられたが、
その後スイス連邦工科大学の「ラーニングセンター」。
ニューヨークの「ニューミュージアム」で立体的なプログラムの組立に発展し、
そこから10年の今日に至るまではより環境からのアプローチを考えながら計画されているとのこと。
そのほか、我々にとってはなかなかタイムリーな豊島美術館、犬島の家プロジェクト、小豆島福田のパビリオンなど、
非常に造形的でアートと建築の境目がない造形物の意図、施工方法を話される。
他には、「京都の集合住宅」、「岡山大学コミュニティセンター」、「鶴岡市市民会館」、
アメリカ/ニューキャニオンの教会プライベイトセンター、「ルーブルランス美術館」
と、用途、場所共々多岐に渡るプロジェクトの数々を講演された。
我々の日々の仕事内容からすると、規模用途がとてつもなく大きいが、
建築に対する思想は非常にシンプルで、それがそのまま建築に反映されているところが、
清々しく気持ちの良い作品になっているのだと実感した。
今日は、比較的多くの知人に遭遇。
これもまた、彼らが注目を浴びている表れかと・・・。
アツカマシイカ・・・?
(さ)
2013-11-11 | Posted in OLD BLOG