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学生に戻る・・・

7時半に家を出発していざ京都へ。
母校、京都芸術短期大学(現:京都造形芸術大学)にて、
「横内敏人先生を慕う会」に出席するためである。
短期大学から4年生大学に変革する怒号の時期に、
若くして学部長におなりになり、現在は副学長となられていた。
我々が教えていただいた頃はまだ30代だった先生。
あれから20年と少し。
その間、数々の名作品を世に送り出してきた先生。
60歳を前に建築家としての仕事に没頭するために退官なされるとのこと。
この日は最終講義。ひじょうに楽しみにこの日を待ち構えていた。
JR京都駅から懐かしの「5番」のバスい乗り到着

暴力的な校舎に出迎えられる。(なんじゃこれはっ!)
講義会場までただひたすら階段を上がる。

途中息切れし休憩。
複数人の若人に抜かされ歳を感じる。

学生の頃ずっと見ていた景色にああ懐かしやとしばし感動する。
そして、開講5分前に着席。遅刻しなくて良かった。
一人じっくりと講義を聞きたかったので後部座席に着席。
友人達は、最前列を陣取っていたようだ。
午前10時より特別講義がはじまった。
会場は老若男女で一杯だった。

冒頭、
「今日は建築の話は殆どしません。僕が今まで影響を受けた人と言葉を紹介します。」
とおっしゃられ、スライドは先生のお父上の写真が映され、その後幼少の頃の写真へと続く。
正直、「そこからかいっ!」と軽くツッコミを入れたがったがグっとガマンする。
先生の生い立ちから今日に至るまで出会ってこられた方々とのエピソードをアレヤコレヤを面白く語られた。
中には先生のイメージからは凡そ検討もつかないような一堂驚愕の事実もいくつか含まれていた。
 (あまりの事実にここでは割愛させていただく。)
本当に楽しく講義を受けさせていただいた。
2時間近い講義はあっという間であった。
今日この日を選ばれたのは先生の誕生日であったからとのこと。
講義の最後には全員で「ハッピィバースデー」を合唱した。
大量に詰まれたドーナッツにかぶり付く先生が可愛かった。

興奮と感動の講義を終えた後、旧友と再会を果たす。
(まぁ、年に1、2度は会ってるのだけど・・・。)
一同懇親会の場所であるホテルオークラ京都へ。
円卓を囲んで、同窓生と楽しく語り合う。
また、会場内で先生に改めて挨拶に伺う。
前から言いたかった、
芸短を選んだ理由の一つに高校生の頃のオープンカレッジの時に横内先生に出会ったからだと告白した。
私は卒業後ゼネコン設計部に就職したのだが、
当時の芸短では異例異質だったらしく覚えて下さっていてこれまた感動。

会場を後にする際、渡された先生の似顔絵缶バッチ。
大事にします。
また、事務所にも遊びに行かせてください。
ディティールを盗みにいきます・・・。
(さ)
 

2013-12-23 | Posted in OLD BLOG
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