家作りのスタンダードを考える
今期3回目の「MOKスクール」に参加してきた。
第1講義 Ms建築設計事務所/三澤康彦氏
「木の家作り術-MOKスタンダード」
第2講義 ㈱ぷらん・にじゅういち/趙海光(ちょううみひこ)氏
「木の家作り~趙スタンダード」
建築家のつくる家は、ご承知の通り完全オリジナルの受注生産品である。
家作りにおけるスタンダードとは、決して標準的な決まりきった規格の意味ではない。いわゆるコストだけを重視した量産品ではなく、いかに各々が自分達の確固たる概念をもってプランニングし、耐震性、室内環境、もちろん材料に至るまである一定の基準を設けるかということ。もちろんそこにはコストパフォーマンスも不可欠なのである。
自分達のなかで、このスタンダードを決めておきさえすれば、クオリティーの高い良質な家を提案し続けていけるのである。
第3講義 藤岡建築研究室/藤岡龍介氏
「改修設計術~再生民家の空間づくり」
重要文化財級の住宅の改修を数多く手がけられている氏の実例を紹介される。改修時に用いられた部品サンプルも手にとってみることができ非常に興味深い体験が出来た。
柱/かなわつぎ
垂木の継ぎ手
丸瓦の先端に用いられる化粧受け材
毎回実践的な講義。
前のめりになって拝聴させていただいている。
(さ)
2009-07-04 | Posted in OLD BLOG