ヘルシンキ市内リベンジ
旅の計画では予備日にしていたこの日。
残念ながら閉館だった場所やら、近場でまだ行っていなかったところを貪欲に廻る。
まずはしょっぱなヘルシンキ工科大学。
迷わず102番のバスに悠々と乗り込む。
なんせ2度目ですからね。
外観は既に前回写真を撮りまくっていたために内観を見学。
入るなり30分後にエントランス集合ねと二人別行動をとる。
それもつかのま講堂前で再会。
(まっ、行くとこ特になかったわけでして・・・)
結局、階段式講堂のみをじっくり見学。
丁度講義が終わったところで大学生がばーっと出てくる。アタシも出来ることなら学生になりたい。と回想。
思い描いていたより普通・・・か・・・。
ただ、収納型のデスクにしばし感動。
中の構造どうなってるんやろと、ハジメとスケッチしまくる。
今までのアアルト建築を集中的に見廻ってきたために、良く使われていたデザインとディティールに少々飽き気味(全く失礼だが)の二人は、二度目のリベンジにも関わらずにとっとと大学校舎を後にし構内にある教会へ。
これまた迷いに迷う。
大学構内の受付レディーに詳しく聞き、地図まで頂いたにも関わらずにだ。分かりづらいったらなかった。
少々あきらめモードに入りつつあった我々の前、ありえない小道にヒョコっと立て看板。
もー、ムリムリムリーーー。ここ見つけんの。
設計はカイヤ&ヘイッキ・シレーン。
屋外の十字架を窓越しに礼拝するような構成。
ん?日本でもあるな?この手法の教会が・・・???
それはさておき、
ここもハイサイドライトを効果的に使っていてやわらかい自然光が入ってきている。
教会建築で自然光の取り入れ方は最重要事項の一つであるかのように。
実は、もうひとつ教会を廻りたかったのだが、大学から徒歩で1時間弱かかりそうで断念。
先日中に入れなかったミュールマキ教会へと移動。
ここもまた2度目であるため難なく到着。今日は入るぞーーー。
受付の女性に見学と写真撮影の断りを申し出る。
鍵を開けて礼拝堂へ。
前回のグッドシェパード同様、ここでも照明を我々のためにつけてくださる。
点灯時を動画で収める。前回感動だったからゆえ・・・。
規模の比較的小さいグッドシェパードとちがって、
使用素材は同じなのに空間が大きいためか荘厳なイメージである。
一面が線路側であったため大きくそびえたつ壁が手伝っているのかもしれない。祭壇に掲げてあるタペストリーは教会の1年を象徴する色をあらわしているとのこと。
平静、忍耐、天、祝祭、清純、永遠の喜び・・・。
この教会は、かなり一般ガイドブックにも紹介されているようで、
なんと日本語もおかれてあった。
また、余談だけれどユハ・レイヴィスカの事務所には昔、(さ)が20代かろうじて前半に(24歳と言え!)、50日間のイタリア建築セミナー&のヨーロッパ放浪の一人旅で出会った当時日本大学生だったT君が勤めていた事務所である。
ちょうど、大学にユハが講師として来られていたときにすっかり気に入られて連れて行かれたらしい。(←すこし言葉に不備があるのをお許しください。)元気してますかー?T君?
・・・と、旅に戻り・・・。
予定していた建築郡+αを全て見終わり、清々しい充実感を感じる二人。
そういえば、お世話になったあの方々にお土産買わなくちゃと一般観光客に戻り、フィンランド超有名ブランドマリメッコ本店とアルテック(アアルトデザイングッズ満載)で大人買い。
(ロゴの入った袋を抱えて街を歩くのがなんとも恥ずかしかったっす)
途中、行きそびれたアアルトデザインの家具でまとめられたカフェ・アアルトへ。
他は、フィンランドデザイナーのショップ巡りをしたり、
cafeでケーキタイム。
↑左上の巨大な白い物体はめちゃくちゃ甘いメレンゲを硬く焼いたもの。(フィンランド菓子のひとつです)
スーパーで見かけたお米コーナーでクスッと笑ったりして帰宅。
旅の最終夜は冷蔵庫にあまった食材でちゃちゃっと手料理。
(日本でもそうして欲しいとハジメ談)
ビールで乾杯して、明日の帰国の日がうそのようだ思いながら就寝。
(さ)