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ヘルシンキ最終日そして帰国

旅もとうとう最終日。
出国は17時。
14時のヘルシンキ中央駅発の空港行きバスに乗ると万事OKを確認し、最後日の朝はまだ行ってなかったヘルシンキ市街南部のカイヴォブイスト公園に行く。

ここも前述映画[かもめ食堂]で登場したカフェ・ウルスラがあるところ。

朝なので、映画のようにビールは呑まなかったけどカフェオレを飲みながら海を眺める。
なんて優雅な時間。
市街からちょっと行くとこんな素敵な場所があるなんて。
優雅な時間を過ごした後、ゆったりショッピングでもするかと思いきや、建築おいちゃん(40で少年っていうのもね)はそうはさせてくれなかった。
「キアズマ(国立現代美術館)の裏側をまだ写真撮ってない!僕行く。」
やはり彼は超人建築おたくだった。
ヘルシンキを骨の髄までしゃぶるつもりだ(例え間違ってますね)
渋々キアズマへ。2度目の来館。一応チケットを購入して中にも入る。
前回は展示物を見ると言うより建築を見ただけだったので、今度はじっくりとアート作品を見る。企画展もじっくり見る。
おもしろいやん。行ってて良かった公文式であった。
そして、キアズマの外周を廻る。

バッサリとえぐり取られたような意匠。
どっちかっていうと正面エントランスよりこっちの方がかっこいいんでないかい?と二人の意見。
4周くまなく探索。激写。これで思い残すこと無いね。無いよね。
Asumoアパートメントホテルに荷物をとりに一旦もどり、
中央駅から予定通りバスで空港へ。

お昼ごはんを食べ損ねていたので空港にてパスタを食べ、
残りわずかになったユーロを使いきったあと、機上の人となる。
あーーー。
ようやく書き終えました旅日記。
これで少し肩の荷がおりました。
こうしてまとめてみるとかなりの建築を見て廻りました。
少々勉強不足気味で見切り発車で始まった旅でしたが、「アアルト&ユハ&教会建築を見て廻る」というテーマがあったことと、国を一カ国にしたことでとても充実した10日間でした。
※10年前に行ったヨーロッパ建築巡礼の旅は3カ国を巡ったため(さ)が寝込むという苦い経験を反省してみました。
なかなか仕事に追われて建築探訪を怠っていた我々でしたが、やはり本の中での情報ではなく実際に行って空間を体感して触れてみてはじめてその建築が持つ真の何かがみえてくると実感した旅でもありました。特にアルヴァ・アアルトの建築は顕著にコレを感じました。写真では現れない空間構成、手触り・・・etc・・・。
学生のころの建築武者修行的な旅と違い、今回の旅の一つ一つの体験が今後の我々の造りだす作品につながるなにかを吸収できていれば良いなと思います。
旅はひとをつくる。
てか・・・。
次はどこの国のどんな建築を見に行きます?ハジメさん?
(さ)

2010-09-22 | Posted in OLD BLOG