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この素晴らしき時間

「あぁー。なんて幸せなひと時だったんやろなー。 」

「えっ?何かあったんかいな?」

「いやぁー。実はね。[小野の家]の施主家族とね、一泊旅行に行ってきてん。」

「マジで?そんなことってあるんや。」

「そやねん。普通ないでしょ。しかもまだ工事中でっせー。」

「ほんまやねぇ。で?いつ?どこ行ってきたん。」

「あっ、昨日。網干のね。海岸沿いの旅館ですねん。仕事を早めに切り上げてね。」

「あー、さっきオペレーターに飽きれてはった昨日でっか。赤穂の辺やね。ええとこやったやろー。」

「もー絶景やったわー。これがお部屋から見えた景色」

「いやーーー。なんやこれ。外国みたいやなー」

「ほんでから、もー料理も美味しい美味しい。のオンパレード」

「そーかいなー。ええなーーー」

「しかも、朝方2時まで焼酎片手にお家談義してね。最後は人生論みたいなもんになってきてね。
いやーなかなか内容濃かったなー。」

「そりゃー仕事の枠超えてるなー」

「ほんまに。なんしか幸せな時間やったってわけ。」

「そういやぁ、お宅の旦那さん。あんましお酒が強くなかったんとちゃうかったっけ?」

「そうそう、次の日は例外なく二日酔いで朝食食べれず。しかも、昼食に寄った海鮮尽くしの料理も見てるだけ・・・。」

「ほら、こんなんでたんやでー」

「わーーーー。生牡蠣やね。旬やもんねー。しっかし。ハジメちゃんらしいわ・・・。」

(さ)

2012-02-09 | Posted in OLD BLOG
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