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越後妻有アートトリエンナーレ2012 四日目

松之山~松台エリア~直江津

いよいよ最終日。
とりこぼしていた[脱皮する家]に行く。
作者:鞍掛純一+日本大学芸術学部彫刻コース有志

圧巻でした。ほんとに。
古民家の無駄な間仕切り壁や天井を撤去して、
全ての木部を彫刻刀で削る、削る。
気の遠くなる作業の跡が完成した後もズンズンと迫力となって迫ってきました。
そこも?あら、ここも?えーそんなとこも?削る。
まさしく脱皮する家。

4日間で廻った作品全部で144作品。
1日約40のアートをみたことになる。

今後の我々の作品にちょこっと拝借しちゃいたくなるアイディアも多数。
遅い夏休みとは言え、研修を兼ねた実り多き旅でございました。

今回、全施設は黄色いオリジナルパスポートで廻れる。

1冊3500円也
各作品に三角や家型のスタンプがあってペッタンコペッタンコと押して廻る。
まだ全箇所廻れた方っていないらしい。それだけすごい規模なんだね。
これだけの数のアートをこのお値段で廻れるってスゴイ!
アート作品を見て廻っている途中で、地元の80代の老夫妻と出会ってお話してたら、楽しんで少しずつ廻ってられるらしい。パスポートを見せていただいたらギッシリと赤い三角が並んでました。
ステキだなーーー。

最後に、直江津への帰りの道中にてハジメ君が見つけた建物。

[枡屋本店]
設計:平田晃久建築設計事務所

建築も良かったが、展示の仕方も細部までこだわりがあり、
施主の心意気が伝わってなかなか見所のある建物。
良く見学に来られるそうで、スタッフの方が快く内部を見せてくださった。
また、この物件が某ハウスコンペで建築家を選ばれという情報も得る。
最後まで貪欲に拾っていった我々だったのである。
(さ)

2012-09-07 | Posted in OLD BLOG
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