瀬戸内国際芸術祭2013-2日目 直島
瀬戸芸の朝は早い。
目覚まし時計は5時にセッティング。
いつもと違い瞬時に起床。
部屋でパンとスープの軽い朝食をすませて7時40分直島行始発の港に急ぐ。
既に行列。なんせ一番人気の直島。客人の国際色も豊かである。
今日予定していた「地中海美術館」。
事前にネットで時間予約していたので若干待たされたもののスムーズに来館。
ゲートをくぐってから完全写真撮影アウト。
カメラも透明袋に入れなさいとの徹底ぶり。
ここは今回初めて。
THE安藤建築でありました。
最近何をみてもときめかない安藤建築もここはなかなかすごかった。
(↑えっらそうによう言うわ。)
何を展示するか分からない公共的な大型美術館より、
アーティスト/作品が当初から決まっている個人美術館の方が断然面白い。
続いて徒歩数分でたどり着く、
[李禹煥(リウファン)美術館]
アート:李禹煥
建築:安藤忠雄
ここもはじめてだった。
分かりにくぅ~いエントランスが良かった。
正直、あら?コレだけ?感は否めなかったけど・・・。
(↑えっらそうによう言うわ。第二段。)
直島内はバスが30分ごとに周遊してくれるので比較的回りやすい。
あと、一箇所に複数の作品が集まっているのも良い。
大型美術館が3館もあるのも人気の一つだろうな。
ベネッセ村を後にして本村地区の家プロジェクトへと移動。
[護王神社/アプロポリエイトプロポーション]
アート・建築:杉本博司
いつだったか中谷美紀がナビゲーターの直島の番組でとりげられていた作品。
思わず自ら中谷美紀風にナレーションしながら観て廻る。
廻りに誰も居なくて良かった。
ウロウロしていると係員の人に呼び止められて、地下の石室にも入れるという。
幅40センチ・くらいの細長い洞穴を10数メートル進んで石室へ。
幻想的な空間に浸る。
[石橋/ザ・フォールズ/空の庭]
アート:千住博
内部はカメラ撮影禁止.
直島の家々の外壁は黒い。
ほとんどが焼杉貼り。
黒い外壁はエッジがシャープになるので凛としていてなかなか良い。
[ANDO MUSEUM]
建築:安藤忠雄
改築とのことだったが、内部はコンクリート打放しの壁と光の世界。
見ごたえ充分。
[南寺]
アート:ジェームズ・タレル
建築:安藤忠雄
2回目の来館。
前回訪れたのが約15年前。
しっかりネタバレされているのに今回も新たな驚きがあった。
人間の記憶と言うのはいい加減なものである。
特にアタシは・・・。
移動中のバスから垣間見れた屋根だけの建造物。ハテ・ナンジャラホイ?
[風と水のコックピット]
建築:三分一博志
(仮称)直島町民会館で検討中の屋根の6分の1のモックアップだそうで、
直島の特徴的な風の流れや豊かな伏流水、温暖な気候などを、
実際の自然を体感できるように屋根部分が可動できるような構造になっている。
残念ながら、土、日のみの開館だそうで中には入れなかったが、
近くの[三分一博志建築構想展]にて詳細が理解できた。
三分一氏が建築に多用する「エナジースケープ」という言語。
循環する地球のエネルギーがもたらす景色、またはその循環のプロセスそのものを意味する言葉らしい。
2009年の六甲山展望所(後の「六甲枝垂れ」)コンペで敗北してから(←言い回し方は自由だ!)
気になる建築家の一人。
絶対的なコンセプトが力強く圧倒される。
日が暮れ行くのがめっきり早くなった11月。
帰りの船便も気になり、4時頃宮之浦へバス移動。
とは言え、まだまだ貪欲に建築&ARTを巡る。
[宮浦ギャラリー六区]
アート:緑川洋一
建築:西沢大良
市街地のかつての中心施設であったパチンコパーラーのファサードの保存し、
ギャラリーへと変貌した建築物。
そして、最後に前回同様またまた船を待つ間にひとっぷろ。
[直島銭湯-Ilove湯]
アート:大竹伸朗
めい一杯巡りめぐった直島ともさよ~なら。
そして船からの絶景に感動。
少々お疲れの我々。
夕食は大衆的な居酒屋にて一杯。
・・・のつもりがお酒が進んじゃって進んじゃって、
少しばかり酔いが廻ってほろ酔い気分でホテルへ。
(さ)