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トゥルク

昨日の悲惨な一日を挽回すべく、またまた早朝より元気に行動開始。
6:34ヘルシンキ中央駅発
8:33トゥルク駅着
3度目の旅の中の小旅行である。
今日の目的は教会2つと図書館。。
相変わらず場所の情報が乏しかったため、まずはインフォメーションで場所の確認をする。
復活礼拝堂(設計:エリック・ブリュックマン)へバスで向かう。
広大な敷地の墓地内に青々と重なる木々の中に厳かにたたずむ教会。


ナショナル・ロマンティシズム建築の代表として北欧でもっとも美しいとされている教会らしい。
残念ながら中は入れなかったが、一面が全面ガラス張りで森に開けられた建物構成であったため、内部の様子は肌で感じることは出来なかったがガラス越しに見ることが出来た。
資料では祭壇よりすこし斜めに振られた長椅子が心地よいと書かれてあった。この感覚を中で体感したかった。
途中作業員らしいおじ様が出入りされていたので中に入りたいと伝えたが、責任者じゃないからダメだと断られてしまった。残念。
その後、墓地の中を見て廻る。緑豊かで広大な敷地に驚く。
日本の墓地と違い一人一人がゆったりとしている。
土に植えられた花々が、日本のすぐに枯れてしまう切花と違い活き活きして美しかった。
私が逝ったらココに入れてくれとハジメに頼む。
2つ目。聖ヘンリ・エキュメニカル礼拝堂。
トゥルク駅から約20分程度バスに乗り、教会前のロータリーで下車。
鋼板の鈍い光の外装と、独特なフォルムが一際目立っていた。


建物の外周のゆるやかなスロープを上がり、建物の玄関部分へ回りこむ。
そーっと鋼板の外壁と同材の扉を開けると、連続する松の構造材がむき出しの内部空間の迫力が飛び込んできた。

そしてまた涙腺が緩む(さ)。
なんだか泣けて泣けてしょうがなかった。
この日は旅初日についで2日目の晴天の日となった。
空が美しい。日本ではまだま30度を越す猛暑と聞いていたが晴れの日も肌寒い。一足お先に秋を感じる。
その後トゥルク市街にもどり、丁度お昼時とお目当てのお店に行くもコレマタ閉まっていた。美味しかったであろうランチを食べ損ねた我々は、行きの列車で食べなかった自家製サンドウィッチと洋ナシを頬張りながら、ポカポカ陽気の中ゆったりと流れるアウラ川を眺めるのであった。
その後に図書館へ向かう。

ヴィーキ教会と同じくJKMM設計による市立図書館である。
2007年竣工
月曜日という平日だというのにかなりの来客者であった。
エントランスをぬけるといきなりエーロ・アールニオのバルブチェア。

思わず揺られてみる。
連日のクレイジーな建築探訪旅行者の一人であった女子はここで力尽きる。そして深い眠りへと・・・。
その間、建築バカ・・・あっ失礼。善良なる建築少年ハジメ号は元気に建物内を見学に。


帰国してからハジメの写真を見て、この建物ってこうなってたんだーと全くのんきに感心していた(さ)であった。
帰りにマーケット広場でフィンランド名物で今が旬のアンズダケ(キノコです)を購入して帰りの列車に乗り込む。
今日も疲れたし外食とする。
ガイドブックにイケメンと美女揃いの店員がいるという
「TORI」(フィンランド語で広場っていう意味らしい。)
というレストランへ。

ハジメは大好物の巨大ミートボールを頼む。美味かった。
アタシは、あまり今まで食べたことないナントカという食べ物を食す。(名前も分からんのかいっ!)
はてイケメンは・・・?と疑問に思いつつトラムで我が家へ帰宅の途。
(さ)

2010-09-20 | Posted in OLD BLOG