瀬戸内国際芸術祭
先週末、無事にコンペのプレゼンテーションを終える。
ちなみに、(さ)は2徹!(は)は3徹!!!
ボクはチビ1
ママはチビ2
パパはチビ3
※昭和のTVCM、明星食品[ちびろく]より
今週の火曜日から2泊2日。気合で行って来た。
瀬戸内国際芸術祭2010
行きは高速バスで3時間
帰りは旅客船で約4時間
高松到着は午前10時。
訳も分からずインフォメーションで片っ端から資料GET!
(なんせ前知識ゼロで行きましたもんでね・・・。)
とにかく時間がないので7島のうち小豆島と大島をはずし、残り
5島(犬島、豊島、女木島、男木島、直島)を巡ることに決める。
初日は、女木島→男木島→直島。
女木島(めぎじま)到着
愛知県立芸術大学アートプロジェクト
アプローチの石。かっこ良し。なんなんだろう?
福武ハウス。
現在休校中の女木小学校に国内外のアーティストの個展。
ごめんなさい。足早に見させていただきました・・・。
均衡/行武治美
改修した納屋の内部にミラーがちりばめられていて驚嘆の美しさ。
ミラーガラスのチップの精巧な連結の仕様にうなる。うなる。
その後船に乗り込み男木島(おぎじま)へ
男木交流館/ジャウメ・プレンサ
各国の文字が屋根に。
思い出玉が集まる家/川島猛とドリームフレンズ
新聞、包装紙、チラシなどで球状に丸めたオブジェ。
ポップな色合いが真っ白い空間に映える。
音の風景/松本秋則
(さ)の一番のお気に入り。ただしこの良さは動画でしかわからないので写真な無しです。キュートなグロさがたまらんかった。
ここで昼食。
Dream Cafeでテイクアウト。
「めおんバーガー」
直島行きのフェリーで食す。ボリューミーで美味。
・・・で、直島。
愛する草間彌生さま
直島の夕日
直島発の終電ならぬ終船待ちの間、直島銭湯[I(ハートマーク)湯]で入浴
この日はとにかく寒かった。
高松港20時着。
今日の夕食は名物[骨付き鶏]でビール&焼酎なり・・・。
(さ)
OLD BLOG 2010-10-23
おはようございます
夜が明けてきました。
まだ明けぬ我が作業。
あーこりゃこりゃ♪
(さ)
OLD BLOG 2010-10-23
結局・・・
(さ)は今週、四十路となりました。
なってしまえばこっちのもんです。
お互いにピチピチじゃ-ないんだから無理はアカンね無理は。
んなこと言ってたよね。どこかの誰かさん達がね。
今度の日曜日はハウスコンペのプレゼン。
進捗状況はあまり芳しくない。
で、本日未明に徹夜決行決定。
結局こうなるのね。
そうなのね。
(さ)はパース
(は)は模型
ちなみにハジメさんは2徹目なり・・・。
バカボンのパパなのにね。
ね。
(さ)
OLD BLOG 2010-10-17
書き終えました・・・
フィンランドの旅日記。
ようやく旅と同日のところにアップしましたよー。
仕事に疲れているそこのあなた。
そー。アナタです。
よかったら見てってくださいましね。
※超長編に付、最初の方が見にくいとの苦情が殺到しております(笑)。
右上のカレンダーの日付をクリックして直接見るしかないみたいです。メンドクサイですが…。2010/09/13~24でございます~。
あれから1ヶ月。
すっかり停滞中だったblog。
日々の出来事も追々に・・・。
(さ)
OLD BLOG 2010-09-24
ただいま
昨日午前
無事帰国
移動距離およそ1万キロ
撮った写真2500枚
訪れた都市
ヘルシンキ
ユバスキュラ
セイナッツァロ
ムラッツァロ
トゥルク
エスポー
etc・・・
疲労度数∞
只今写真及び資料整理中ゆえ、
旅の報告は追々にでも別枠で
それではでは
↑アアルト設計のマイレア邸へ続く道
(さ)
OLD BLOG 2010-09-22
ヘルシンキ最終日そして帰国
旅もとうとう最終日。
出国は17時。
14時のヘルシンキ中央駅発の空港行きバスに乗ると万事OKを確認し、最後日の朝はまだ行ってなかったヘルシンキ市街南部のカイヴォブイスト公園に行く。
ここも前述映画[かもめ食堂]で登場したカフェ・ウルスラがあるところ。
朝なので、映画のようにビールは呑まなかったけどカフェオレを飲みながら海を眺める。
なんて優雅な時間。
市街からちょっと行くとこんな素敵な場所があるなんて。
優雅な時間を過ごした後、ゆったりショッピングでもするかと思いきや、建築おいちゃん(40で少年っていうのもね)はそうはさせてくれなかった。
「キアズマ(国立現代美術館)の裏側をまだ写真撮ってない!僕行く。」
やはり彼は超人建築おたくだった。
ヘルシンキを骨の髄までしゃぶるつもりだ(例え間違ってますね)
渋々キアズマへ。2度目の来館。一応チケットを購入して中にも入る。
前回は展示物を見ると言うより建築を見ただけだったので、今度はじっくりとアート作品を見る。企画展もじっくり見る。
おもしろいやん。行ってて良かった公文式であった。
そして、キアズマの外周を廻る。
バッサリとえぐり取られたような意匠。
どっちかっていうと正面エントランスよりこっちの方がかっこいいんでないかい?と二人の意見。
4周くまなく探索。激写。これで思い残すこと無いね。無いよね。
Asumoアパートメントホテルに荷物をとりに一旦もどり、
中央駅から予定通りバスで空港へ。
お昼ごはんを食べ損ねていたので空港にてパスタを食べ、
残りわずかになったユーロを使いきったあと、機上の人となる。
あーーー。
ようやく書き終えました旅日記。
これで少し肩の荷がおりました。
こうしてまとめてみるとかなりの建築を見て廻りました。
少々勉強不足気味で見切り発車で始まった旅でしたが、「アアルト&ユハ&教会建築を見て廻る」というテーマがあったことと、国を一カ国にしたことでとても充実した10日間でした。
※10年前に行ったヨーロッパ建築巡礼の旅は3カ国を巡ったため(さ)が寝込むという苦い経験を反省してみました。
なかなか仕事に追われて建築探訪を怠っていた我々でしたが、やはり本の中での情報ではなく実際に行って空間を体感して触れてみてはじめてその建築が持つ真の何かがみえてくると実感した旅でもありました。特にアルヴァ・アアルトの建築は顕著にコレを感じました。写真では現れない空間構成、手触り・・・etc・・・。
学生のころの建築武者修行的な旅と違い、今回の旅の一つ一つの体験が今後の我々の造りだす作品につながるなにかを吸収できていれば良いなと思います。
旅はひとをつくる。
てか・・・。
次はどこの国のどんな建築を見に行きます?ハジメさん?
(さ)
OLD BLOG 2010-09-21
ヘルシンキ市内リベンジ
旅の計画では予備日にしていたこの日。
残念ながら閉館だった場所やら、近場でまだ行っていなかったところを貪欲に廻る。
まずはしょっぱなヘルシンキ工科大学。
迷わず102番のバスに悠々と乗り込む。
なんせ2度目ですからね。
外観は既に前回写真を撮りまくっていたために内観を見学。
入るなり30分後にエントランス集合ねと二人別行動をとる。
それもつかのま講堂前で再会。
(まっ、行くとこ特になかったわけでして・・・)
結局、階段式講堂のみをじっくり見学。
丁度講義が終わったところで大学生がばーっと出てくる。アタシも出来ることなら学生になりたい。と回想。
思い描いていたより普通・・・か・・・。
ただ、収納型のデスクにしばし感動。
中の構造どうなってるんやろと、ハジメとスケッチしまくる。
今までのアアルト建築を集中的に見廻ってきたために、良く使われていたデザインとディティールに少々飽き気味(全く失礼だが)の二人は、二度目のリベンジにも関わらずにとっとと大学校舎を後にし構内にある教会へ。
これまた迷いに迷う。
大学構内の受付レディーに詳しく聞き、地図まで頂いたにも関わらずにだ。分かりづらいったらなかった。
少々あきらめモードに入りつつあった我々の前、ありえない小道にヒョコっと立て看板。
もー、ムリムリムリーーー。ここ見つけんの。
設計はカイヤ&ヘイッキ・シレーン。
屋外の十字架を窓越しに礼拝するような構成。
ん?日本でもあるな?この手法の教会が・・・???
それはさておき、
ここもハイサイドライトを効果的に使っていてやわらかい自然光が入ってきている。
教会建築で自然光の取り入れ方は最重要事項の一つであるかのように。
実は、もうひとつ教会を廻りたかったのだが、大学から徒歩で1時間弱かかりそうで断念。
先日中に入れなかったミュールマキ教会へと移動。
ここもまた2度目であるため難なく到着。今日は入るぞーーー。
受付の女性に見学と写真撮影の断りを申し出る。
鍵を開けて礼拝堂へ。
前回のグッドシェパード同様、ここでも照明を我々のためにつけてくださる。
点灯時を動画で収める。前回感動だったからゆえ・・・。
規模の比較的小さいグッドシェパードとちがって、
使用素材は同じなのに空間が大きいためか荘厳なイメージである。
一面が線路側であったため大きくそびえたつ壁が手伝っているのかもしれない。祭壇に掲げてあるタペストリーは教会の1年を象徴する色をあらわしているとのこと。
平静、忍耐、天、祝祭、清純、永遠の喜び・・・。
この教会は、かなり一般ガイドブックにも紹介されているようで、
なんと日本語もおかれてあった。
また、余談だけれどユハ・レイヴィスカの事務所には昔、(さ)が20代かろうじて前半に(24歳と言え!)、50日間のイタリア建築セミナー&のヨーロッパ放浪の一人旅で出会った当時日本大学生だったT君が勤めていた事務所である。
ちょうど、大学にユハが講師として来られていたときにすっかり気に入られて連れて行かれたらしい。(←すこし言葉に不備があるのをお許しください。)元気してますかー?T君?
・・・と、旅に戻り・・・。
予定していた建築郡+αを全て見終わり、清々しい充実感を感じる二人。
そういえば、お世話になったあの方々にお土産買わなくちゃと一般観光客に戻り、フィンランド超有名ブランドマリメッコ本店とアルテック(アアルトデザイングッズ満載)で大人買い。
(ロゴの入った袋を抱えて街を歩くのがなんとも恥ずかしかったっす)
途中、行きそびれたアアルトデザインの家具でまとめられたカフェ・アアルトへ。
他は、フィンランドデザイナーのショップ巡りをしたり、
cafeでケーキタイム。
↑左上の巨大な白い物体はめちゃくちゃ甘いメレンゲを硬く焼いたもの。(フィンランド菓子のひとつです)
スーパーで見かけたお米コーナーでクスッと笑ったりして帰宅。
旅の最終夜は冷蔵庫にあまった食材でちゃちゃっと手料理。
(日本でもそうして欲しいとハジメ談)
ビールで乾杯して、明日の帰国の日がうそのようだ思いながら就寝。
(さ)
OLD BLOG 2010-09-20
トゥルク
昨日の悲惨な一日を挽回すべく、またまた早朝より元気に行動開始。
6:34ヘルシンキ中央駅発
8:33トゥルク駅着
3度目の旅の中の小旅行である。
今日の目的は教会2つと図書館。。
相変わらず場所の情報が乏しかったため、まずはインフォメーションで場所の確認をする。
復活礼拝堂(設計:エリック・ブリュックマン)へバスで向かう。
広大な敷地の墓地内に青々と重なる木々の中に厳かにたたずむ教会。
ナショナル・ロマンティシズム建築の代表として北欧でもっとも美しいとされている教会らしい。
残念ながら中は入れなかったが、一面が全面ガラス張りで森に開けられた建物構成であったため、内部の様子は肌で感じることは出来なかったがガラス越しに見ることが出来た。
資料では祭壇よりすこし斜めに振られた長椅子が心地よいと書かれてあった。この感覚を中で体感したかった。
途中作業員らしいおじ様が出入りされていたので中に入りたいと伝えたが、責任者じゃないからダメだと断られてしまった。残念。
その後、墓地の中を見て廻る。緑豊かで広大な敷地に驚く。
日本の墓地と違い一人一人がゆったりとしている。
土に植えられた花々が、日本のすぐに枯れてしまう切花と違い活き活きして美しかった。
私が逝ったらココに入れてくれとハジメに頼む。
2つ目。聖ヘンリ・エキュメニカル礼拝堂。
トゥルク駅から約20分程度バスに乗り、教会前のロータリーで下車。
鋼板の鈍い光の外装と、独特なフォルムが一際目立っていた。
建物の外周のゆるやかなスロープを上がり、建物の玄関部分へ回りこむ。
そーっと鋼板の外壁と同材の扉を開けると、連続する松の構造材がむき出しの内部空間の迫力が飛び込んできた。
そしてまた涙腺が緩む(さ)。
なんだか泣けて泣けてしょうがなかった。
この日は旅初日についで2日目の晴天の日となった。
空が美しい。日本ではまだま30度を越す猛暑と聞いていたが晴れの日も肌寒い。一足お先に秋を感じる。
その後トゥルク市街にもどり、丁度お昼時とお目当てのお店に行くもコレマタ閉まっていた。美味しかったであろうランチを食べ損ねた我々は、行きの列車で食べなかった自家製サンドウィッチと洋ナシを頬張りながら、ポカポカ陽気の中ゆったりと流れるアウラ川を眺めるのであった。
その後に図書館へ向かう。
ヴィーキ教会と同じくJKMM設計による市立図書館である。
2007年竣工
月曜日という平日だというのにかなりの来客者であった。
エントランスをぬけるといきなりエーロ・アールニオのバルブチェア。
思わず揺られてみる。
連日のクレイジーな建築探訪旅行者の一人であった女子はここで力尽きる。そして深い眠りへと・・・。
その間、建築バカ・・・あっ失礼。善良なる建築少年ハジメ号は元気に建物内を見学に。
帰国してからハジメの写真を見て、この建物ってこうなってたんだーと全くのんきに感心していた(さ)であった。
帰りにマーケット広場でフィンランド名物で今が旬のアンズダケ(キノコです)を購入して帰りの列車に乗り込む。
今日も疲れたし外食とする。
ガイドブックにイケメンと美女揃いの店員がいるという
「TORI」(フィンランド語で広場っていう意味らしい。)
というレストランへ。
ハジメは大好物の巨大ミートボールを頼む。美味かった。
アタシは、あまり今まで食べたことないナントカという食べ物を食す。(名前も分からんのかいっ!)
はてイケメンは・・・?と疑問に思いつつトラムで我が家へ帰宅の途。
(さ)
OLD BLOG 2010-09-19
クローズな日曜日
6時半起床。
昨日は食事から帰るなりベッドへ。
いつ寝ちゃったんだろう状態の二人。
旅は10日間。たまる一方の洗濯物を早朝から洗う(さ)
洗濯洗剤にタライに洗面器まで常備のAsumoアパートメントホテル。
本当によく出来ているお方でした。
今日のメインはアアルト設計のヘルシンキ工科大学。
ただし一つ不安なのが日曜日に開いているのか?大学が・・・。
まっ。開いているやろと出発。
まー。迷いに迷いました。
ガイドブックには102番のバスで20分と書かれてあったのに、無いんだなー102番が。
で、仕方なくバス乗り上級者の我々は乗り継ぐことに・・・。
まずは中央駅附近から出ている65番から501番に乗り換えるとええんやろとバス路線図から読み解き迷い無くバスに乗り込む。
が、どこだここ状態のところが終点。501番のバス停も無い。
これ以上迷うのも危険なので仕方なく一旦中央駅に帰ることに。
既にお昼を過ぎており、仕方なく駅前のマクドで昼食。全く芸が無い。
「気を取り直して再チャレンジ。バスはリスクが高いと判断。最寄まで電車で行って残りをバスに乗り換える作戦。○○駅まで電車。駅舎の建物がまったくない。電車のホームとバスターミナルのホームが共有されていた。おもろい駅に感心するも、目指すバス停がない。またしても失敗か!?
ふと、視線を上のほうにやるとハイウェイが。。。そう、ハイウェイの上に停留所があったんです。
無事550番?のバスに乗りオタニエミへ。
バスに乗ること約10分。おお、有名な扇形の講堂が見えてきた。
先日感動したセイナッツァロの村役場と同年代の作品。写真をカシャコン、カシャコンしながら、期待に胸を膨らませていった。が、無情にもエントランスには土日休みの文字。
オー!マイ、スパゲッティ!
二人、落胆の中外観のみカシャコン。
近くにあるはずの礼拝堂を探そう、と気を取り直そうとするも、メンバー約一名が息も絶え絶えに。相見えることなく退散、バスに乗り込む。乗り込んだとたんに突然のスコール。運がいいんだか悪いんだか、複雑な心境の中リベンジを誓う我々だった。
中央駅に戻った我々は、遅れを取り戻そうと、すぐにフィンランディアホールに向かった。
雨は時折ふっとやむことはあってもまたすぐに降り出す。ホールに着いたときも雨。
雨が我々のモチベーションを下げたのかもしれないが、なんだか、でかいだけの退屈な建物であるように感じた。ま、中に入れなかったのでディテール観察ができなかったのが一番大きいんでしょうけれど。
今回の旅でつくづく思ったのは、ディティールにこそ神が宿るということ。建物の良し悪しは、構成とか機能とかいろいろあるけど、これらは当然必須の条件なんだけれども、手で触れたり間近で見たりする部分にいかに魂を込めるか、にかかっていると感じた。」
※「」部分ハジメ日記より抜粋
その後の我々は、えーい今日は一般観光客にまぎれて観光じゃー!
(れっきとしたわたしらも一般観光客ですけど・・・。)
と、今回の旅程では行くつもりがなかったスオメリンナ島へ船で渡る。
ヘルシンキ市街から船で15分のユネスコの世界遺産の島である。
思いのほかのちょこっと船旅が良かった。
ほんの30分強の島内観光で島を後にする。
前半から猛ダッシュの旅に心身ともにお疲れモード。
本日は早めにアパートに帰って、前に買っておいたボリューミーなサーモンのバターソテーをメインにビールということに。
(さ)
OLD BLOG 2010-09-18
ヘルシンキ郊外教会巡回
この日が、アタシにとって一番の建築探訪的に充実した日となる。
廻った建築の数が半端なくすごかったのだけれど、
ほぼ教会建築を巡ったことで、どこか神秘的であったことも手伝ったと思う。
6時起床。今日もお手製サンドウィッチとカフェオレ。
その間、ハジメ氏は今日の予習に余念が無い。
9時にアパートを出る。(既にホテルという感覚が全く無くなっている。)
まずは、ユハ・レイヴィスカのミュールマキ教会。
ヘルシンキ中央駅から北へ伸びるMライン電車で約15分。
Louhela(ロウヘラ)駅で下車。で、目の前。
そう。この教会は駅前に建っているのである。
コンペで審査員全員一致の意見で1等を獲得したユハ。
西は高架線路。東側はロウヘラ通りに面し、かなり細長い敷地である。
難しいロケーションを見事に逆手に取ったプラン。(前情報)
あー中が観たいの一心で受付へ。
閉まっていた。
あー閉まっていたのである。
到着10時。開館11時。
1時間のタイムロスはこの後のスケジュールを考えると痛い。
とにかく分かりやすい交通ということで別日に出直すことに決める。
気を取り直し、2つ目のユハ作品であるグッドシェパード教会へ。
ロウヘラ教会から2駅中央駅側にバックし、バスに乗る。
実は、ほっとんど場所の情報がなく、とにかく住所だけで地図を広げてバス路線図と格闘。
フィンランドは車が少ない。自転車も少ない。
バスが組まなく走っているためかと実感。
日本と違ってバス走行道が確保されているためほとんど渋滞が無いため時間も正確。
ただ、あまりの細やかさにバス停に名前が無く路線図を見てもさっぱり。
あとは(さ)の体内GPSにたよるしかない。(・・・。はいはい。)
でもご心配なく。地図をちょっと広げただけでフィンランド人さんが声をかけて下さるのである。
この日は犬を連れた金髪女性が声をかけてくれた。
金髪女性:「どこへ行きたいの?」(英語)
(さ):「セントジェームス教会に行きたいんです。」(英語)
(は):「アホ。グッドシェパード教会や。」(日本語でアタシに)
※どうもこのグッドシェパードという名前が最後まで覚えられなかった。
(は):「どこで降りたらよいのでしょう?」(英語)
金髪女性:「グッドシェパード・・・。うーん。知らないわねー。(地図を見てくれる)でも大丈夫。だいたいこの辺ってところで教えてあげるわ」(英語)
(は)(さ):「Kitos!」(なぜか最後はフィンランド語)
自動車専用道路のガソリンスタンド以外にまるで何も無いところで下車。そこからポツポツとある住宅街を抜け林を抜けて祝到着。
外壁はレンガ積みだが、幾重にも重なった外壁の層がいかにもユハらしい外観。まちがいない。
閉まっているかのような閑散としている内部へ入る。
受付の紳士に中を見せていただくことと、写真撮影の了解を得てからまずは礼拝堂へ。
入るや否や照明をつけてくださる。
ああ。なんて美しい!
絶妙なペンダントライトの光の数々が、白い空間を更にやさしい白に変えていくようだった。
そこへ賛美歌もBGMで流してくださった。
思わず(さ)は涙がポロポロ出てきた。
母がクリスチャンだったから。
良い教会だった。素直に。素材的にはいわゆる木にペンキ塗り。ひじょうにローコストな作りであったと思う。
ただ、とてもやさしい教会だった。
後ろ髪引かれながら次の教会へ。
マルミ教会。(設計:クリスティアン・グリクセン)
こちらもほとんど行き方の情報が無かったが、なんとか電車とバスを乗り継ぎ到着。
内外装ともレンガ造りの重厚な建物。
中庭からのアプローチが厳かで良い。
重々しい内部空間に一方から光が差し込み幻想的である。
教会建築には自然光の使い方と、象徴的なペンダントライトが欠かせないようだ。
各々の教会では、建築家オリジナルの照明器具が目立つ。
それぞれの内部空間に効果的に溶け込んでいる。
教会に限らず、フィンランドの建物にはこういった風所室が必ずあった。我々の泊まっていたアパートの窓、玄関ドアもダブル。
冬の寒さが尋常じゃないことが見て分かる。
次はヴィーキ教会。(設計:JKMMアーキテクツ)
環境共生を目指す学園都市ヴィーキにある教会である。
現に教会の廻りもビオトープで囲まれていた。その周囲を高層マンションが囲んでいた。
竣工が2005年。比較的新しい教会である。
こちらもバスを乗り継ぐ。ここまで来るともうすっかりバス乗り上級者である。
外観はグレイッシュで閉鎖的。
内部は反して木を多用に使用し、整然と並ぶ木組みの天井が美しかった。
そして、ラーヤサロ教会(設計カリ・ヤルヴィネン)が最後となる。
こちらも当然のようにバスで・・・。
最後にして、実はこの日2回目の閉館。恐らく時間的にタイムアップ。
ただ、他の教会に比べ外観が複雑な構成をしていて興味深かった。
緑青加工の鉄板、一部木部があったり。内部は残念ながら見れなかったがくまなく建物周囲を巡る
とにかく、バスでヘルシンキ郊外をひた走った日だった。
バスを待つ図
バス道を地図と路線図で確認しながらだったので、
バスに乗り込むと迷わず一番前を陣取った我々。
車中からの眺めは本当に美しかった。
白樺と芝生と湖。これぞフィンランドの旅を通してのイメージであった。
今日は、いささかお疲れの二人。
なので、自炊はやめて外に食べに行くことにする。
アパート近くの[Konstan Molja](コンスタン・ミョーラ)に出向く。
ほとんどのガイドブックに掲載されててさほど値段も高くなく、
フィンランドの伝統的な料理がビュッフェ形式で食べれる。
とりあえずビールを頼み、お腹一杯食べた。満足。
ちなみに今日のランチはフィンランドのハンバーガーチェーンの「Hesburger(ヘスバーガー)」で
けっこうおいしかった。
(さ)
OLD BLOG 2010-09-17
アアルトのアトリエと自邸
旅もちょうど折り返し地点。
後半スケジュールを組み直す
アアルトの自邸とアトリエの休館日を考えると、
どうやら今日に行っておかないと厳しそうであることがわかり、
要予約のところをなんとかなるやろ精神で直接行ってみた。
中央駅附近からトラム4番で北へ約20分程度。
まずはアトリエから。
かなりの高級住宅地のようだ。モダン住宅が立ち並ぶ
あまり迷わずにガイドツアースタート時間より少し前に到着。
受付らしき女性に聞くとツアーには問題なく参加できるとのこと。
スタートは午前11時半。少し時間がある。外周をぐるりと廻ってみる。
大きな円弧で中庭を囲むまっ白い外壁が、
これまで見てきたアアルト建築とは少し違った印象をあたえる。
10名ほど集まってから11時半に案内スタート。半分以上が日本人である。
中に、先日であった日本人大学生の一人を発見。
この旅でなんと二回目の拝観とのこと。
なんと勉強熱心なことか・・・。
このスタジオは1963年に完成。アアルト65歳。
常時10人のアーキテクトが働いていたようだ。
文化の家、フィンランディアホールと
次々に巨大プロジェクトを手がけていた時期としては、
思っていたよりこじんまりとしたまさにアトリエ。
天井が高く、ハイサイドライトから気持ちよく光が入ってきそうだ。(あいにく、この日も雨だった・・・)
トップライトからの自然光で正確な判断を下すプレゼンルーム。
現在では既に懐かしさを覚える図面ケースの収納棚。
アトリエながら、どこか住宅のような暖かさを持った内部空間に、
非住宅建築にもどこか家らしさが備わっている設計の極意をみたような気がした。
約30分強の常駐スタッフによる説明が終わると残りの20分程度は自由行動&写真タイム
アトリエから自宅まで徒歩で5分弱。
ツアースタート時間まで40分程あるので軽く食事をとることにする。
近くのカフェで、この度何度目かのシナモンロールとカフェオレを食す。
フィンランドのシナモンロールはとにかく巨大でシナモンが濃い。
小雨が続く中、自邸見学。
見学参加者はほぼ先ほどのアトリエで一緒だった面々。
マイレ夫妻(ポリ/マイレア邸クライアント)がこのアアルトの自邸を見て気に入り、このような住宅にして欲しいと頼まれたそうだ。
一言で言えば、マイレア邸は豪邸である。
ここ、アアルトの自邸においてはなんていうか、用途は違えどセイナッツァロの町役場と同じような居心地のよさを感じた。あまり広すぎない中庭をすっぽりと眺められるリビングにセンスよく配置されたインテリアが、ついつい長居をしてしまいそうなあったかさだった。
ほぼ、アアルト設計であろうインテリア。
そりゃしっくりくるわけだね。
アアルトの第一婦人も建築家であったという。
特に住宅では彼女の考え方が色濃く出ているようだ。
あまり、女性建築家とか女性だからキッチン廻りとか収納の設計が得意という包みは好きではないが、使い勝手のアイディアがなるほどなというところが多々あった。
アアルトの懇親の作2邸を後にし、午後からは、ユハ・レイヴィスカの作品である図書館と児童館2件、アアルトが手がけた文化の家(現在は音楽ホールとして使用されている)を廻った。
残念ながらユハの図書館は閉館中(なんせ時間が遅かった・・・。)
児童館は使用中でカフェコーナーだけの見学となった。
ユハの建築は主に教会建築を見て廻るつもりでいたのだが、初日のキアズマで購入したフィンランド建築本に多数掲載されていたので廻ることが出来た。
アアルトの文化の家は、通常見学は出来ないそうで、
たまたまこの日に音楽祭がありそれに紛れ込んで中を見させてもらった。
アアルト建築のすごいところは半世紀たってもなおこうやって現役で使われているところだと思う。
(さ)
OLD BLOG 2010-09-16
ポリ マイレア邸
昨日に引き続き、旅の中での小旅行。
ある意味今回の旅の最大の難関マイレア邸。
とにかく行きにくくて有名なアアルトの代表作。
なぜに、最果ての地へ2日連続・・・。
まったくクレイジーな建築バカ旅行者。
だって、日本での予約で先方が「この日のコノ時間じゃないとダメ」
なんて言われたので仕方がない。
6:30AM ヘルシンキ中央駅発。
今日は昨日のうちに座席予約してある。
これで安心ね♪
と、思ったのもつかの間。
・・・。
ゲっ・・・。(やな予感)
おもむろにバックの中をみる。
許せハジメ。
あたしゃバカだよ。
最寄バス停からの現地地図忘れた。
・・・!。
ハジメの顔一瞬蒼白。
大丈夫♪アタシ昨日じっくり地図みてるからだいたい分かるって。
(さ)の体内GPSに任せなさいと毎度お馴染みのアタシの根拠の無い自信を押し付けた。
(前述、「とにかく行きにくくて有名なアアルトの代表作」をお忘れなく・・・。)
ポリへは途中タンペレで乗り換え。
9:37AM ポリ駅着
本日快晴なり。
まずは最寄り駅ノーマルク行きのバス停を探す。
そのあとインフォメーションを探す。
残念なことに、インフォメーションのお姉さんは「マイレア邸」を知らなかった。
こりゃー本格的にアタシの体内GPSに頼るしかない。
と、思った私を全く無視して堅実的な(は)は、おもむろにフィンランド人に聞いている
おいっ、そりゃ人間じゃないっ!人形だー!
おーおーはじめ君。ようやく余裕が出てきたね。
ようやく、マイレア邸最寄り駅であろう(なぜか「あろう」に変わっている)ノーマルク行きのバスを発見し、運転手さんにも確認。(マイレア邸は知らなかったけど・・・。)予約時間にまだ余裕があるので、少しポリの街を観光。
バスに載ること20分。思ったより近かった。
しかもいかにもマイレア邸に続く道も発見。(←ブログ掲載済)
今日もあいにく雨模様だったが、たどり着いた嬉しさで足取りも軽い。
並木道を抜けて、脇道に折れる。((さ)の体内GPS作動中・・・。)
バス停からさて、15分程度か?
林の中からマイレア邸が我々を艶やかに出迎えたのであった。
予約時間は14時半。
30分ほど早く着いてしまった。
呼び鈴を鳴らすと中から女性が出てくる。
まだ先客の見学者が居る事と私たち以外に2名の予約客がまだ到着していないので申し訳ないけど外観を見て廻っていただける?とのこと。
よっしゃー板前。雨の降る中、写真タイムとする。
ようやく30分経過。
再び玄関へ。
いよいよ内部を見学。
残念ながら内部は撮影禁止であった。(居住者がいらっしゃるため)
遅れてフィンランド人の母子が来る。
私たちのために案内は英語である。
ランダムに配された柱は、構造的なものであったり単純に意匠のためであったり、設備のための配管だったりするという。
それらが窓から見える木々のように見え、森の中の住宅は文字通り森に溶け込んでいるかのようだった。
驚くほどの広さのまさしく豪邸(2階はプライベートのため見学不可だったけど)。
たっぷりとした広さのリビングに緩やかな階段。
気持ちのよさそうなサンルーム。
こんな豊かな空間があってこそ真の豪邸なのだと思った。
ハジメ曰く「村野藤吾」のようだと。
アアルトの良さは写真では絶対伝わらない手触り感と素材感がある。学生の頃だったら絶対分からなかっただろうな。この良さは。
フィンランド人母子の母はどうやら建築マニアのようであった。
カルロ・スカルパも知っていた。なぜか神戸ビーフも・・・。
写真が美しいからといって、斉藤裕氏の撮りおろし写真集(マイレア邸/けっこう巨大)を購入されていた。
関係ないけどなんだか嬉しかった。
こぼれ話を少々。
建物の外にたまに3面靴磨きブラシ
雨水は、なぜか歩道を横切り車道へ流されている。
アパートの近く(徒歩1分)のKamppi駅
今日は、唯一日本から持ってきていたレトルトカレー。
(さ)
OLD BLOG 2010-09-15
ユバスキュラ アアルト夏の家へ
我々の旅の朝は早い。
タイマーセットが日に日に早くなる目覚まし時計。
今日は4時20分にセット。
なぜか二人とも素直にすっくと起きる。
(さ)はおもむろにキッチンに立ち、旅の車中で食べるつもりのサンドウィッチを作る。
(は)は山へ芝刈りに・・・、では無く。
そうそう川でもなく・・・。
ガイドブックと地図と小型PCで本日訪れる「ユバスキュラ」を調べる。
6:12AM ヘルシンキ中央駅発。
ヨーロッパの列車は静かに発車する。
深々とする車内は、なぜか我々を緊張させる。
なんせ、ちゃんと日本で予約したアアルトの夏の家(実験住宅)[別名:コエタロ]にたどり着けるのかが不安なのである。
また、あまりの早さに駅窓口がオープンしておらず、
日本から準備していたフィンレイルパス
(フィンランドの中を期日中自由に使えるフリーチケット)
に押すべき印を押してもらわないままの乗車だったからである。
ガイドブックには、もしそれが見つかると罰金っ!なんて書いてある。
冗談じゃない。
こちとら好きで押してもらわなかった訳じゃないってんだ。てやんでー。
しかも、トーマスクック(ヨーロッパ全土の主な列車時刻表)で全く意味が分からなかった[P]という文字。
どうやら[PENDOLINO]フィンランド語で全席予約車とな。
予約なんてしとりゃーせんがな・・・。どないしよ。
という状態だったからである。
で、発車から数10分。車掌登場。
事情を話す。もちろん英語で。・・・と身振り手振りで。
どうやら、大したことでもないように日付だけ書きなさいとのこと。
なんせガラガラの車内。早朝列車だからこそだろう。
帰りはちゃんと予約しよう。
9:30AM ユバスキュラ着
インフォメーションを探す。
駅から5分ほど北へ歩くとすぐ見つかる。
地図とバスの1dayチケットを購入する。
今日行く予定の「セイナッツァロの町役場」、「夏の家」の場所を聞くもざっくりした地図しかなく、とにかく遠いことだけ分かる。
近くにお店も何も無いようなところだろうからとスーパーでランチ(パンとジュース程度)を購入しておく。
21番のバスで40分。
ようやくそれらしい場所で停車ボタンを押す。
と、言うより木の間からアアルトの赤レンガが見えたのである。
実際来るまではあまり重要視していなかった役場。
結果、この旅で一、二を争う良かった建築の一つとなる。
とにかくボリュームがいい。
外観は2層に見えて多少威圧感を覚えるが、中庭からの眺めは平屋であり、(小山を囲むように建物が配置されているので中庭からは2階が見えるのである)住宅レベルの大きさである。
入り口が分かりにくく少し外周でもたついたが、スッと表に開いた階段からのアプローチから受付らしいドアを見つけた。
いい。
あいにくの雨の日であったけど(その後ほとんどが雨の日であった)、中庭の見え方、木の開口部とレンガの床がいい感じで心和む。
あと、会議場が良かった。
重々しくはあるが、随所からやさしく入る自然光が美しい。
レンガの壁と床。木組み天井。うるさくなりそうな素材たちが本当にいい感じでまとまっているのである。不思議だ。
とにかく食い入るように見回る。
途中、いかにも大学生の日本の建築少年たちと遭遇。
思わず声をかけてしまった(決して逆ナンパじゃない)
聞けば、このあと実験住宅にも行くらしい。
シメシメ。着いてくぞぉ~君たちに。
全く大人気ない我々は、老いては子に従え根性でこれでたどり着けるとほっと安堵したのであった。
町役場からさらに20分ほどバスに揺られ、ようやく実験住宅があるであろう最寄バス停留所に到着。
迷い迷ってようやくそれらしい門扉を見つける。
見落としそうな木の門扉・・・。
当然建築少年たちが見つけてくれた。
ははは・・・。
予約時間通りに敷地内からカワユシフィンランドギャル登場。
もしやアナタが案内者?
流暢な英語で淡々と説明が始まる。
(フィンランド人は大方が英語ペラペラ。母国語はフィンランド語である)
思いのほか敷地は険しい。
あまり整備されていない獣道である。
そこに点在する建物を順番に観て廻る。
アアルト設計のボートが展示してある小屋。
コンペで設計者が決まったらしい。
アアルト設計のサウナ小屋。
残念ながら内部は見せてもらえなかった。
そして、実験住宅である。
建物外周を半周廻ってから、中庭からのアプローチであった。
いきなり、見覚えのある外壁。
50種の試みを配した外壁デザインは実験というより計算しつくされたコラージュのようだった。
ビニール袋を手渡され,靴のままそれをかぶせて部屋の中に。
内部は、当時のままのインテリアが配されている。
少しゴチャゴチャしているか?
ん?なんだ?あのカーテンは・・・。
言い忘れていたが、屋根の補修工事がされていてブルーシートが屋根の一部を覆っていた。
はるばるやって来たのだが、正直言うと少し残念大賞であった。
帰りは、停留所のベンチで冷たい雨の中1時間。行ったばかりのバスを待つのであった。
列車を乗り継ぎ片道4時間強。ようやくアパートに帰り(もうすっかりホテルの感覚は無い)冷え切った体に暖かいスープを作る。
レンジでチンするだけのミートボールパスタ。
美味。
(さ)
OLD BLOG 2010-09-14
ヘルシンキ市内ひとめぐり
なぜか興奮して眠りの浅かった(さ)は早朝に目が覚める。
弁解しておくが、決して歳をとったわけでは無い。
さてさて、本日はヘルシンキの街を探索。
まずは、昨日場所を確認できた[ヘルシンキ現代美術館]へ
別名‘キアズマ‘←フィンランド語で交差点を意味するらしい。
設計はアメリカ人建築家のスティーヴン・ホール。
当時、フィンランド国内の公共建築で、
フィンランド人以外の国の建築家に設計を依頼することは稀だったらしい。
とにかく細部の細部のそのまた細部まで凝りッ凝りのデザイン&ディティール。
どこのアングルを撮っても絵になる。
さて初日、しかも最初の建築作品で何枚撮ってしまったか・・・。
カメラのデジタル化万歳。
いきなりヒートアップしてきた我々は、一路[テンペリアウキオ教会]へ。
ヘルシンキの路面電車「トラム」で乗り継ぎ、
なぜか教会の後方からアクセスしてしまった我々。
相手もそう来るかーってな具合でイマイチ全体像が分からない。
それもそのはず。
コノ教会は天然岩盤山を内外装に利用しているためほとんど外観というものが無い。
しかも、情報量の少ない我々は教会さんの頭上から上がって来てしまったのである。
なので、こんな絵を皆様にお届けします。
ようやく下山し、本来のアプローチから中へ。
荘厳な内観と小さく流れる賛美歌に、
(さ)は、涙がポロポロ出てきました。
素晴らしかったです。
ツアー客たくさんいたけど・・・。
午後からは、ヘルシンキカード1日券を買っちゃったので(結果あまりお得じゃ無かった)、とにかくヘルシンキ市内を貪欲に廻りました。
☆ヘルシンキカードは市内の乗り物&美術館などが無料で入館できるカードっす
隣り合わせに建っている建築センターとデザインセンターを見学。
で、フィンランド旅行者の女子の9割はこれ目当てであろうと言われている(勝手にアタシが言っているだけ)[かもめ食堂]へ。
※小林聡美主演の映画で話題に。
現地ではKAHVILA SUOMIっていう食堂です。
で、お決まりのシナモンロールとカフェ・ラテを食す。
コノ界隈は、おしゃれ通りだそうで、銀ブラならぬヘルブラ(とは言わないよね)する。
トラムを乗り継ぎまくりながら、ヘルシンキの街の中を行脚。
疲れきったところで帰宅。
途中、またまたスーパーマーケットに寄る。(あんたも好きねー)
フィンランドに居る間、すっかりお気に入りになったソコスビルの地下の食料品売場。
デザイン大国フィンランド。
カートもカッコよろし。
すーいすーいとH氏楽しそうにお買い物。
阪神百貨店の地下食料品売り場を更に巨大化した楽しいところでした
すっかり自宅と化したAsumoアパートメントホテルにて夕食ぅ~
明日からは本格的に建築巡礼の旅スタートです。
(さ)
OLD BLOG 2010-09-13
日本脱出!
しょっぱなから栄養ドリックのアップでお届けします、我々のフィンランド建築の旅の日記であります!
ここ数ヶ月、馬車馬のように働いたご褒美として、9泊11日の旅は粛々とスタートしたのでありました。
※注:そんな中、(さ)は日課のお昼寝を欠かしたことは無かった
(自慢すなっ)
久々の空の旅。
否が応でも空からの眺めにシャッターを切る。
そして、お決まりの機内食にもパシャリ
日本時刻の午前11時、関西国際空港発
現地時刻の午後16時、ヘルシンキ国際空港着
乗りなれないタクシーに乗り込み(日本でもね)
しゃべりなれない英語を駆使し、
空港よりホテルへ無事到着
自然にソファーでくつろぐH氏
と、思いきや旅情報の準備不足を克服すべく、
必要だからと旅立つ直前に慌てて購入した小型ノートパソコンで
早速情報収集に余念が無い。
「はよ街にでようよー」
と、特に情報収集に協力するわけでもない(さ)は、やることが無くカメラを構えていたのであった。
てなことで、結局この後はヘルシンキ中央駅周りをぶらついて、
スーパー寄って食材を買い、
「なんやほんまにあたしら今フィンランドかいな?」
と、イマイチ感動の薄い我々の旅の初日は、コレといったご報告も出来ず、とっとと眠りについたのでありました。
今回、9連泊でお世話になったアパートメントホテル情報☆
Asumo apartment hotel
所在地.Malminkatu 24E, 53 00100
http://www.asumo.fi/
地下鉄Kamppi駅(中央駅から1駅目)から徒歩1分。
ヘルシンキ中央駅からも歩いて10分程度。
めちゃめちゃ快適でした!
キッチンあり(食器、調味料、コーヒー&ティー完備)
サウナもありました(毎日入って疲れは大分とれました)
ほんでからして、
なんと、オーナーの原田さんは(さ)の短大の一年先輩だった!
しかもハジメと共通の友人が居た。
世界は狭いっす
(さ)
OLD BLOG 2010-09-11
行ってきます!
ここ数日終電&栄養ドリンクな毎日を送り、
今しがた無事に図面提出終了なり。
明後日より、
アムロ
・
・
・
いやいやミサオ飛び立ちまーーーす!
・・・。
ちょっとイタイですね。
なんせ睡眠時間短かく少々壊れ気味なものでお許しを。
いろんなもの吸収してきます。
旅の便りは帰国後追々にでも・・・。
それではでは
*勝手ながら、ミサオケンチクラボは、
9/13(月)~23(木)の間研修旅行のためにお休みします。
9/24(金)より通常業務開始・・・の予定です。
(さ)